やりまんと呼ばれた私がこうなるまで

自覚はないんですがヤリマンと周りではいわれていたようです。今は真面目なシンママしてます

【実話】宅配業者を装った少年らの衝撃的な犯罪

今日は過去にあった性犯罪の中でも凶悪犯罪について書きます。

2002年に福島県郡山市で発生した、ある凶悪な事件は、社会に深い闇を突きつけました。成人男性と二人の未成年少年が、一人の若い女性に対して、実に22時間にも及ぶ想像を絶する性的暴行と監禁を行ったこの事件は、犯行の残忍さ、そして未成年が関与していたという特異性から、世間の大きな注目を集めることになります。今回は、この「宅配業者を装った悪魔」たちの所業を深く掘り下げ、その背景にある犯人たちの心理、被害者の筆舌に尽くしがたい苦痛、そして日本の司法制度が抱える課題について考察していきましょう。

事件の発端:欲望と金銭が交錯する計画

事件の中心にいたのは、当時34歳の中島順司、そして彼の職場の同僚であった16歳の国部英太郎、15歳の羽鳥秀幸の3人です。彼らは福島県いわき市にある会社で、新聞の拡張員として働いていました。成人である中島は、未成年である少年たちを諭すどころか、むしろ事件のきっかけを作った張本人とも言える存在でした。

レイプ犯の少年二人


事の発端は、中島が仕事でとあるマンションを訪れた際、一人暮らしの若い女性を発見したことにあります。彼はその女性が「若く可愛い」と、同僚の国部と羽鳥に話しました。この情報を耳にした国部は、女性に強い関心を抱き、自らも新聞勧誘を装って女性の元へと足を運びます。その時、彼は「あれは可愛い、強姦してでも成功したい」という、おぞましい性的欲望を抱いたとされています。この時点で、国部の倫理観が常軌を逸していたことは明らかでした。

当初、彼らは強姦を明確な目的として計画していたわけではないようですが、拡張員としての成績が思わしくなく、完全歩合制の給与形態であったため、金銭的にかなり困窮していました。そこで中島は、手っ取り早く金を稼ぐ方法として、他の2人に「バイクを盗んで売ろう」と持ちかけます。しかし、この提案に対して国部が返したのは、より凶悪な「バイクを売るよりも、強盗に押し入って強姦したい」というものでした。この提案は、金銭目的の中島と、性的欲望に駆られる国部の利害が一致する形で受け入れられ、恐ろしい計画が実行に移されることになります。

22時間の地獄:人間の尊厳を踏みにじる凶行

2002年9月2日の夕方18時半頃、彼らの計画は実行されました。中島が宅配の配送員を装って被害者女性に玄関の扉を開けさせると、その隙に国部と羽鳥が屋内に押し入り、女性をテープで拘束しました。中島は当初の目的通り、女性の私物からカード類を盗み出し、キャッシングの可否を確認するため一度外出します。その間、屋内に残された未成年の国部と羽鳥は、家の中から包丁を持ち出し、抵抗する女性に突きつけ「うるせえ、俺らを誰だと思ってんだ、抵抗するなら殺す」と怒鳴りつけました。

国部は性器を露出させ、女性に「股で腰を下ろせ」と強要し、そのまま強姦に及びました。被害女性は「痛い、痛い、許してください」と泣き叫び懇願するも、当然許されるわけもなく、国部は「自分で腰を触れ」と命令。動く女性を見ては「か・ん・せ・い・だ・な」と嘲笑ったといいます。その後、女性が失神しぐったりとする中、羽鳥は軍手をつけた手で女性の陰部をかき回し、覆いかぶさって強姦を始めました。その後も3人は代わる代わる女性を凌辱し、「口でやれ」「飲み込め」と殴りつけながら、監禁中、幾度となくこの行為を繰り返しました。

部屋に戻ってきた中島もこの暴行に加わり、3人は翌日9月3日の16時頃まで、およそ22時間にもわたって被害女性を監禁し、想像を絶するような凌辱を繰り返したのです。中島は女性のキャッシュカードから現金約16万円を引き出しただけでなく、母親に電話をさせ現金を振り込ませ、さらにクレジットカードを使って約26万6400円分の新幹線指定席券を購入し、それを換金していました。

国部は部屋でインスタントカメラを発見すると、「写真を撮れば警察には訴えないだろう」「これからも定期的にやれるかも」と考え、女性に強制的に笑顔とピースをさせ、撮影しました。その写真は被害女性のパソコンの壁紙に設定され、無理やり笑顔を作らされた結果、引きつった顔になった女性を見て、羽鳥は「間抜けな顔だ」と嘲笑ったといいます。被害女性の尊厳を徹底的に踏みにじる行為です。

さらに混浴を強要し、身体を洗わせるなどソープ嬢のような真似事をさせただけでなく、陰毛を全て剃り落とし、髪の毛もハサミで滅茶苦茶にした挙句、剃刀で完全に剃毛しました。これらは精神的に完全に屈服させ、従わせようとする意図があったと推測されますが、その残虐性は想像を絶します。

最も背筋の凍る行為の一つが、中島が帰宅後に加わった排泄物の強要です。女性をロフトベッドに上がらせ、3人が見ている前で浣腸を強要し、布団の上で排泄行為をさせ、それを撮影。さらに、その排泄物を食べさせるという、人間の尊厳を徹底的に踏みにじる行為にまで及んだのです。この行為は一度だけでなく、監禁中に二度も強要されたとされています。何ら恨みのない人間に、よくここまで残虐なことができるものだと、吐き気を覚えるほどです。

22時間にもわたる暴行の末、犯人たちは証拠隠滅を図ります。指紋を拭き取り、室内の精液を掻き出し、さらには陰部や肛門に大量の異物を詰め込みました。そして被害女性をロフトベッドに後ろ手に縛り上げ、猿ぐつわと拘束具を装着。逃走用のはしごを外した状態で監禁したまま「警察に行ったら分かってるんだろうな」と言い残し、逃げ去りました。

残された深い傷跡:地獄からの生還と終わらぬ苦痛

しかし、犯人たちのずさんな証拠隠滅は意味を成しませんでした。不審に思った母親が血まみれの娘を発見し、事件は露見。ほどなくして3人の犯人は逮捕されました。

救出された被害女性の体には、想像を絶する傷跡が残されていました。なんと乳首は噛みちぎられ切断され、乳房は断裂状態。少年たちの歯形が無数につき、一生消えない傷跡となってしまったのです。陰部や肛門は異物をかき回されたことでズタズタになり、肛門は完全に避けていました。度重なる暴力により、眼球にも裂傷が確認されたといいます。肉体的な損傷だけでも、その後の生活に深刻な支障をきたすレベルでした。

さらに、避妊具を使われず繰り返された性交の強要により、女性は犯人3人のうち誰かの子供を身ごもり、多数の性感染症にも罹患していました。幸いにも命に別状はなかったものの、正規の損傷の激しさと被害者の精神状態を考慮し、全身麻酔下で中絶手術が行われました。

診察を担当した警察医は「彼女は地獄を見た。数々の強姦被害者を見てきたが、ここまでひどい被害は見たことがない」と証言したほどです。事件後、女性は「男の人が怖くなりました。夜は睡眠薬を飲まないと寝ることもできません。家から出ることも怖いし、一人で歩くのも怖い。道で男性とすれ違うだけで震えてしまうんです」と語っています。肉体的、精神的な地獄を経験した彼女の戦いは、今もなお続いていることでしょう。

犯人たちの実像:社会性の欠如と司法の課題

この残忍な事件を起こした犯人たちは、一体どのような人物だったのでしょうか。

  • 中島順司:成人でありながら事件の首謀者の一人。金銭目的が強く、事件の発端を作った人物です。しかし、成人であるにもかかわらず、彼の家庭環境や生い立ちに関する情報はほとんど残されていません。
  • 国部英太郎:未成年ながら、性的暴行の主犯格。父親が会社経営者で、同級生に1万円をポンと渡すような振る舞いをするなど、相当甘やかされて育ったとされています。傲慢で素行が悪く、性的欲求も相まって女子生徒からは恐れられていました。一方で、実家付近の住民からは「大人しくていい子だった」と評価されており、社会性があり猫を被るのが上手だったことが伺えます。中学卒業後、高校に進学するも学校に行かなくなり、夜遊びを繰り返すようになり、最終的には新聞拡張員として寮生活を送っていました。典型的な非行少年と言えるでしょう。週刊誌の直撃取材に対し、父親は「未成年なのに、何も騒ぐことではないでしょう」と一言の謝罪もなく、記者を睨みつけるという常識外れの対応をしています。
  • 羽鳥秀幸:国部の1歳年下で、中学時代のサッカー部の後輩。国部の指示に従い、包丁を持ち出すなど、従属的な立場でしたが、性的暴行には積極的に加わっていました。高校進学後、非行に走り不登校となり家出、新聞拡張員となった流れは国部と似ています。彼の実家は国部ほど裕福ではなかったようです。羽鳥は、事件から2年前に施行された少年法改正後、全国で初めて15歳以下で家庭裁判所から検察へ逆送され、刑事裁判で罪を問われることとなった人物であり、その意味で大きな注目を浴びました。彼の実家への取材も拒否されており、親の無責任な態度が指摘されています。

このように、犯人たちの背景には、社会性の欠如や倫理観の麻痺が見て取れます。特に、罪を罪と認識できない少年犯罪者の存在は、日本の司法制度における少年法のあり方を問い直すきっかけとなります。近年、話題に上ることの多い「境界知能」(IQ70~84)を持つ人々が、罪の自覚がないまま犯罪に加担するケースが多いという指摘もあります。彼らは一般的な倫理観やモラルが欠如しているため、闇バイトのような違法行為にも容易に手を染めてしまうことがあるのです。羽鳥や国部が境界知能であったかどうかは不明ですが、顔が可愛いというだけで見ず知らずの人間を徹底的に辱め、ずさんな証拠隠滅で逃げ切れると考えていた点など、社会性の未熟さが共通する特徴として挙げられます。

司法の判決:被害者の「声」は届いたのか

これほどの凶悪な事件に対し、司法はどのような裁きを下したのでしょうか。

  • 中島順司への判決は、懲役11年でした。被害者の命が助かったこと、そして法的保護責任義務がないことなどを考慮した結果とされていますが、被害者が一生消えない傷を負ったことを考えると、あまりにも短い刑期だと感じざるを得ません。中島自身もこの判決を不当として控訴・上告しましたが、いずれも棄却されています。
  • 未成年であった羽鳥秀幸国部英太郎への判決は、さらに軽微なものでした。羽鳥には懲役3年6ヶ月以上6年以下の不定期刑、国部には懲役4年以上7年以下の不定期刑が言い渡されました。少年法では「更生」が理念の根幹にあるため、不定期刑という形で少年たちの更生次第で刑期が変動する仕組みになっています。しかし、これにより彼らが早ければ4年程度で社会に戻ってくる可能性があったと考えると、被害者の悔しさは想像に難くありません。彼らは控訴することなく刑が確定しています。

これらの判決は、日本の司法が性犯罪に甘いという批判を多く生む結果となりました。少年法の理念である「更生」は確かに重要ですが、その一方で、被害者が筆舌に尽くしがたい苦痛を背負い続け、犯人が比較的短期間で社会復帰するという現状は、果たして本当に公平と言えるのでしょうか。「少年たちの更生」と「被害者の救済」という二つの天秤は、常に社会に重い問いを投げかけています。

更生に失敗した少年犯罪の例として、2020年に福岡市で発生した、少年院仮退院直後の少年による商業施設での女性殺害事件があります。この少年は、被害者とは面識が全くないにもかかわらず女性をめった刺しにし、さらに6歳の女児を人質に取ろうとしました。裁判での彼は「謝罪というものがどういうものか分からない」「人間はクズはクズのまま変わらない」と発言しており、更生の可能性は極めて低いと判断され、少年法における長期刑の上限である15年の不定期刑が言い渡されています。

また、少年法を逆手に取り、未成年のうちに多数の女性に暴行を加えようと計画した元大学生の事例も存在します。「少年法の対象となる未成年のうちにいっぱいレイプして20歳になったらやめようと思っていた」という彼の供述は、司法制度の隙を突こうとする悪意に満ちています。この元大学生に下された判決は懲役5年6ヶ月の有期刑で、強制性交等罪の法定刑が最低5年であることを考えると、異様なまでに軽いものです。反抗時に未成年であったことや、性交に至るまでの暴行・脅迫の度合いなどが考慮された結果とされますが、それでも「軽すぎる」という声が上がるのは当然でしょう。

事件の後に残された問い

この郡山監禁強姦事件の犯人たちは、最長刑期の中島を含め、2024年現在、すでに全員が出所しています。そして、真偽不明ながら、国部英太郎は結婚し「大和英太郎」と改名しているという噂まで囁かれています。これだけの凶悪な犯罪を犯した人間が、再び社会で平穏な生活を送っている可能性があるという現実は、あまりにも後味の悪いものです。

被害女性は判決後、「私はこの事件で一生消えない傷が心に残りました。なのに犯人たちは何年かすると社会に出てくるかと思うと悔しくて仕方がありません」と、その心情を語っています。

未成年者の更生は社会全体で取り組むべき重要な課題ですが、そのために被害者が筆舌に尽くしがたい苦痛を背負い続け、犯人が比較的短期間で社会復帰するという現状は、果たして本当に公平と言えるのでしょうか。「未成年は守られすぎているのではないか」「司法は性犯罪に甘いのではないか」——この事件は、私たちに深く重い問いを投げかけ続けています。この問いに対する答えを、社会全体で真剣に考えていく必要があるでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。本当にひどい事件です。

このような事件がなくなることを祈るばかりです。